【第208回】最後に伝えたい事!

若い頃の私は、店舗数が多い方がすごい!売上が大きい方がカッコ良い!あんな風に自分もなりたい!と美容師として、経営者として規模の大きさに憧れている時期がありました。規模を大きくすると売上は増えますし、利益率が適正なら利益も増えます。

なので今も、規模を大きくすることに異論はありませんが、今の時代、人口減少時代に規模の拡大だけを目指すことでの抱えるリスクはどんどん大きくなっていることを考えますと、得策ではないと私は思います。私事ですが、スタッフが増えた時に店舗を増やし逆にスタッフ不足の時は店舗を減らしました。当然またスタッフが増えた時は増やしたい!と今も思っております。

最後にお伝えしたい事なのですが、お店に来たことがないお客さんもいれば、一度しか来たことのない方は、お客さんとはまだ言えません。なぜなら、まだ一回だけではお店の良さには気づいてないからです。

3回来て初めてお客さんと言えます。一回しか来たことない方にお店の口コミを悪く言われて、落ち込んだりしている方もいるかもしれませんが、その原因の多くは、どんなお店なのか?をお客さんに正しく伝えてないために起こることが多い用です。

つまり、お店とお客さんの情報のミスマッチです。お客さんは、自分の価値観でお店を判断するからです。例えば飲食店なら自分の味覚を基準に味が濃いだの薄いだと言います。それって単なるお客さんの好みでありそれに一々反応していちゃダメだと思います。大切な事は、私達が大切にしたいお客さんに正しく自分達のお店がどんなお店か?を伝え、理解して貰うことなのです。

全てのお客さんに、自分のお店を好きになってもらおうなんて思う必要はないかと私は、思います。人の意見や考えは様々です。お客さんの意見に真摯に耳を傾ける事はもちろん大事ですが、お客さんにも色々いることに気づき、全てのお客さんを満足させることは、出来ない!と思って下さい。

あなたのお店のファンになりうる人、好きだと思ってくれてる人、
応援してくれる人を大切にしていきましょう!

繁盛店というのは、そうやって生まれていくのではないでしょうか?

【最後に・・・】
商売は「商い(あきない)」という。それは、面白くてしかたがないから「飽きない(あきない)」なのだ。いつも面白いから、笑顔がたえない。だから「笑売(しょうばい)」となる。「いらっしゃいませ!」「ありがとうございます!」いつも活発だから「勝売(しょうばい)」となる。

「飽きない」商売を、「面白くない」と思っていると、すぐ飽きる。いつも不平不満や愚痴が出て、心が次第に傷ついて「傷売(しょうばい)」となってしまう。こんなお店には、そのうち誰も寄りつかなくなり「消売(しょうばい)」となって消えてしまう。

「笑売」をしているのか?
「傷売」をしているのか?
「勝売」をしているのか?

飽きない商売をしているのか?

「福の神 仙台四郎」

これまでご愛読いただき、ありがとうございました。今回のブログ「繁盛日記」は最終号となりますが、違った形で再びメルマガを発刊する予定です(まぐまぐではない別なメルマガ)。その時は、皆様にご連絡致しますのでお楽しみにしていて下さい!皆様のご商売が繁盛されること、心から願っています。