【第20回】優良顧客のつかみ方

ある講習会にて、お金をつかえる人には、統計的に独特の特徴があるようです。

・同じメーカーの車を、買い続けることが多い
・5年以内に買い替えることが多い
・服などブランドも同じものを買う傾向がたかい
・知り合いと週1~2の優雅なランチが習慣である
・家族や知り合いとディーナーによくいく
・流行ものに興味がない
・安いが売りのスーパーには余り興味がない
・高くても「いいもの」を選ぶ傾向が強い

など、ほぼ想像できますよね。これらの特徴の人が、いったん美容室を気に入るとどうなるか?

・月に何度か来店する
・店を変えない
・高単価メニューを選ぶ

美容室経営者が、のどから手が出るほど顧客にしたい理想的なお客さんだということ。知り合いも同じ生活環境の人が多いので、紹介客も良いお客さん。この優良顧客をお客さんにするには、いくつか仕組みがあります。「安い」を売ってはいけません。その方達が買う車、通うスーパーを見れば明らかです。その方達にとっての最大の価値は、性能や品質以前に、値段の価値が高いからです。

たとえば、男性が女性をご飯に誘う時、味や品質の前にそれなりの値段の店から選びませんか?女性が男性に誘われた時、それなりの服、バックででかけませんか?なぜだと思います?

美容師経験が長ければ長いほど、美容バカ!技術バカ!になっています。人口減による客数減少、働き手の減少の中で生き残るには、
いいお客さんを顧客化するしかありません。いいお客さんの特徴は・・・

・来店サイクルが短く
・高単価を選び
・同じ生活環境の友人が多い

そんなお客さんをターゲットにすることで、店の売上は、安定的に増え続けていきます。割引するな!という意味ではありません。皆さんは、どう思われますか?