【第21回】自己責任で考える

自分にとって良くないことが起こった時、それを、自分のせいと捉えるか、自分以外のせいにするか?考え方で、商売が上手くいくかどうかが決まります。

例えば、商売が上手くいく人は、雨が降ってお客さんが来なかった時、それを雨のせいにするのではなく、雨が降ったくらいで客足が減るような状態を作ってしまった自分がいけないのだ!と考えます。

そして、そう捉えるからこそ、次に雨が降っても客足が減らないように色々と対策をしていきます。こういうタイプの人は、そうした事の繰り返しによって色々な問題や弱点を解決していき、どんどん成長していきます。

そして、結果的に『繁盛店』と呼ばれる状態を作るのです。しかし、ほとんど人は、これとは逆の捉え方をします。雨が降って客足が減った時、雨が降ったからしょうがないか!とお客さんが来ないことを雨のせいにします。

そして、雨のせいにしているので、きちんと対策を立てることもなく次に雨が降ってしまった時、また同じように客足が減ります。つまり、ちっとも成長しないのです。何か自分にとって、良くない事が起こった時は、これは自分が至らなかったからだ!と捉えることによってビジネスはもっと成長するのです。

私が感動し自分の考えを変えた名言があります。ピエール・ド・クーベルタン(近代オリンピックの創始者、フランスの教育者、1863~1937)の言葉です。「人生で大切なことは、成功することではなく、努力することである。」皆さんどう思われますか?