【第163回】心当たり無いですか?
今日のお話は、「老害」被害です。老害がひどい…老害は団塊世代が多い?団塊世代とは、第二次世界大戦後に第一次ベビーブームで生まれた世代を指します。この団塊世代の老害がひどいと言われていますが、その理由として時代背景が挙げられます。
・戦争を経験していないので、本当の苦労を知らない
・戦後教育環境が悪化した時期に子供時代を過ごしている
・高度成長期に働き盛りだった
・バブル期に役職がついていた人が多く、会社のお金で美味しい思いをしてきた
・定年の年齢が上がり、まだ引退していない団塊世代が増えた
今の団塊世代は敗戦後の日本から高度成長期、バブル期を経ています。もちろん彼らも努力していますが、それ以上に時代の影響は大きいです。しかし、団塊世代は「我々が日本をここまで成長させた」という自負があります。過ぎ去った良い時代を忘れられず、いつまでも自分の常識を信じているため、団塊世代に老害が多いと言われるのです。
【皆さんは、心当たり無いですか?】
1. 自分は正しいと思って疑わない「自分は正しい」が、老害を起こす人の思考パターンです。
今まで経験を積み重ねてきた自信があるので、胸を張って自己主張できます。実績を残してきた人ほど、この思いは強くなるのが特徴です。時代によって常識は変わるものですが、老害を起こす人は信念があります。時代と信念が合っているうちは良いのですが、ズレが生じると老害に転じてしまうのです。
2. 新たに学習する気がない
老害を起こす人は自分の信念を「これが正解だ」と貫きます。絶対的自信があるため、今更新たに学習する気がないのも特徴です。新しくて良い物、方法、アイディアが続々と登場しますが、「自分はこのやり方が一番合っている」という思考なので、周囲が勧めても学ぼうとしません。
普段は「これで充分だ」と強気です。しかし、どうしても新たな方法を取り入れなければならなくなると、急に「年寄りにはわからない」と弱気になって自分には無理と決めつけますが、実は、今更新しいことを覚えるのが億劫なだけです。結局何もやらず、周囲に迷惑をかけてしまいます。
3. 頑固で融通が利かない
老害を起こす人はとにかく頑固。思考が凝り固まっていて、全く融通が利きません。「こうと決めたらこう」と譲らず、視野が狭くて柔軟性がないので、新しい意見を取り込めないのです。周囲の反応が優しければ、図に乗って自分の考えを押し通します。一方、周囲が厳しくて、自分の考えが押し通せない場合、老害は激しく機嫌を損ねて「若者が年寄りをいじめる」と被害妄想を爆発させます。どちらにしても、老害の頑固さは厄介極まりないのです。
4. プライドが高い
今まで積み上げてきたものがあるため、老害を起こす人はとてもプライドが高いです。高いプライドを守るのが、老害を起こすメカニズムと言っても過言ではありません。老害を起こす人は根底に「若者に負けたらプライドが傷つく」という心理があります。だから、自分より年下に対して、特に尊大な態度をとるのです。
5. 理屈っぽく話が長い
老害を起こす人は理屈っぽいのが特徴です。自分の素晴らしさを若者に知らしめたくて、話がくどく理屈っぽくなります。わざと専門用語を使って、自分のインテリさをアピールすることもあります。理屈っぽいのは自分を尊大に見せるためなので、合理性の欠片もなく、簡単なことでも無駄に話が長くなります。
6. 話の的を得ない
こんなに長く話しているのに、イマイチ話の的を得ないのが老害の特徴です。長い話でも、すべてが役に立つ内容ならば、誰だって喜んで一生懸命聞きます。しかし、老害の話は長いだけでまとまりがなく、最後まで聞いても結論がわからないことも少なくありません。
7. 自分の能力を過信している
過去素晴らしい結果を残している人が老害になるのは、自分の能力を過信しているからです。年を取ればいろいろな能力が落ちるものですが、老害を起こす人ほど、衰えた自分を客観視できず、「できる」と過信しています。顕著なのは車の運転です。日常的に車を運転していて「自分は運転が得意だ」という自覚がある人ほど、年を取って視力や反射神経が衰えても、若いころと同じ感覚で運転してしまいます。そのため、いざ事故が起こると、大きな被害を出してしまうのです。
8. 年功序列の価値観が染みついている
老害が多いと言われる団塊世代は、年功序列制度を扱っている会社が多かった時代でもあります。そのため、「無条件に年上は偉い」という年功序列の価値観が染みついてします。年下が年上に物申すなんてとんでもないという心理なので、自分が部下や後輩から意見されると、例えそれが正しくても「礼儀知らず!」と激高してしまうのです。
9. 気が短い
年を取ると丸くなる人もいますが、逆に気が短くなる人もいます。感情のコントロールができなくなるのは老化現象の1つですが、あまりにも気が短いと老害となります。
・ちょっと上手くいかないだけでイライラする
・嫌な気分を我慢できず暴言を吐いてしまう
・すぐ怒る
・とにかく待てない
身体機能が衰えて、トイレが待てなくなるのは不可抗力です。しかし、気が短くなった老害は、平穏に待てなくなります。ちょっとでも待たされると「何をやっているんだ」と文句を言い、場合によっては集団行動を乱して1人で先に行ってしまいます。
10. 視野が狭い
年を取れば視力が落ちて視野が狭くなりますが、心の方の視野も狭くなります。新しいことへの吸収力が落ちるので、自分が今持っている知識と常識で乗り越えようとするのです。それが強引になると、老害になります。例えば、セルフレジやキャッシュレス機能などにはメリットがたくさんありますが、老害を起こす人は「人とのコミュニケーションが減る」「味気ない」と、デメリットばかりに注目して否定的になります。視野が狭く、多様な価値観に順応できないのです。
「老害」といわれる人の特徴の一つとして「自分が正しい」という考えを曲げないことが挙げられます。「最近の若者は~」「昔だったら~」などのセリフを聞いたことありませんか?こういう高齢者は、固定観念が強すぎるあまり、他人に自分の考えを押し付けてしまうことが多くクレームを入れたりするなどトラブルに発展しやすいのです。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
【リーダー育成倶楽部】
ご興味のある方は、以下URLよりお気軽にご相談下さい。
https://kissho-juku.com/leader/
【安いメニューを割引せず、高いメニューを割引する】
リーダー育成倶楽部にて無料にて伝授します!
1メニュー単価の改善対策
2入店率の増加対策
3再来店間隔の短縮策
4来店回数の増加策
5新規客数の増加策
売り上げを伸ばしたいが、何から始めればいいのかわからない方へ、実行すべきことと優先順位のつけ方。ご相談下さい
https://kissho-juku.com/contact/
美容業の経営者の方へ「儲かるお店の方程式」を伝授します!私と一緒に抱えている問題点を解決し利益を伸ばしませんか?
このメールは美容室支援「楽笑経営吉祥塾」が発行するメールマガジンです。美容室経営者・これから起業する方ための、新規・集客・売上アップ・スタッフ育成・求人に関するサポートプログラム「「楽笑経営吉祥塾」が配信しています。
美容室経営歴30年。小売、飲食、美容業の「儲かるお店の方程式」とは?