【第63回】多店舗展開の難しさ

4月9日でパソコン教室に通いはじめて1年経ちました。感謝、感激です。あっという間の1年でした。コロナウイルス騒動にはじまり、未だ終息のメドがたたない状態ですが、自分の未来に向けて頑張っていきましょう。

去年の8月に初めてのメルマガチャレンジした時の文面です。『私は、美容室経営を30年以上に渡り失敗成功を繰り返し、令和元年に還暦を迎え第2の人生を歩んでいます。経営に悩み苦しんでいる方のお役に立てられる情報を発信していきたいと思います。

小売業、飲食業、美容業の経営者の方へ。「儲かるお店の方程式」を伝授します!私と一緒に抱えている問題点を解決し利益を伸ばしませんか?』懐かし~い!

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【多店舗展開の難しさ】
2店舗目を失敗しない方法を伝授します!多くの方は2号店には1号店よりも大型でオシャレにしてしまう傾向にあります。自分もそうでした。20年前は、これで上手くいくことが多かったのです。しかし、令和の時代は違うと思います。何故、2号店は本店以上にお金を掛けて規模を大きくし、オシャレにしてはいけないのか?

多くの店舗経営者の方が考える2号店、3号店運営は 1号店は満席になってお断りしているお客さんも多くなり、2号店を出店し1号店よりも大きい席数のお店で、1号店よりもオシャレな感じでお店を出そうとします。そうやって出すのが2号店、3号店だと思っている方が大半ですが、これが失敗の元なのです。

独立当初はお金もなかったけど本店も忙しいし、お金も貯まってきたから本店より席数も多くてオシャレなお店にしよう!の発想が浮かび2号店に多額の費用を掛けてしまうのです。でも、いざ開店したらお客さんが埋まらず赤字のまま閉店せざるを得ないみたいな感じになる方もいます。2号店や3号店は今より大きいお店を運営するのが常識だと勘違いをしないようにして下さい。

私が提唱するリスクを減らした効率が良い経営では、今と同等規模の中、小型店を低コスト出店することが肝心なのです。なぜならば、人口減少によりお客さんの数も減っているし、同時に働き手の人口も減っているので、大型店の運営って厳しいからです。

家賃も高くなるし、逆に使い勝手が悪いからです。事実、全国チェーンの大型美容室は、スタイリストの確保が難しくて、大型店を閉店している事例が多発しているほどです。

20席のお店だと20席で満席になるとその光景を見たお客さんは、このお店はいつ行っても満席で、流行っている!と思い、お客さんがお客さんを呼びます。その一方で、これが、100席のお店で20人の客数だったらどう思いますか?同じ20人の客数ですが、同じようには思わないのです。だだっ広いお店に、20人しかいないと・・・。このお店人気ないね!こうなります。

だから、中、小型店を運営していつでも満席のお店を運営する方が良いと思います。本店がいつも満席だから今度は、広いお店を出そうと思う方が多いのですが、実際はそうではありません。私もその「経験者」です。

満席だから席数を増やすのではなく、むしろ満席だからこそ席数を減らす!こうして、繁盛店を作る考え方もあるのかと思います。多店舗経営の極意は、こういった店舗規模にも繁盛の秘密があるかと思います。そして、「お金をかけ過ぎない」ことです。

私が目指す多店舗経営は、同じお店を何十年も経営することではなく、時代の流れにより人通りがあった通りが街の再開発などによって
繁華街だったのに10年後には、人通りが無くなることもあるかも知れません。

こうした変化に対応するために、近隣エリアに移転、もしくは、業態を替えることも十分に考えられます。だからこそ、出店以上に考えることが、いつでも退店できることを考える事も大事かと思います。その時に、お金をかけ過ぎていると、売上が下がってきても、このお店は、〇〇千万円も掛けているので簡単に退店なんてできない!という、経営者の考えが生まれてきてしまうのです。

繁盛するエリアもやはり10年単位で変わってくると考えてください。だから、私たちは、出店以上にいつでも有利な状況、店舗運営できるように低コスト出店を目指すのです。

(1)今までの運営経験がある中小規模の店舗で
(2)必要以上にお金を掛けない低コスト出店をして
(3)常に有利な状況で店舗経営を行う

人は、繁盛店を経営すると気持ちが大きくなったり、見栄を張ったりして、必要以上にお金を掛けてしまい失敗をしてしまう場合があるのでは…。

複数店舗展開のやり方は、ここ数年で大きく変わってきています。新型コロナウイルスの影響で、来店が制限される状況下で、これまでの多店舗展開の常識が通用しなくなってきて、大手チェーンでさえも、多店舗展開で苦境に立たされている企業が多いのも事実です。

昔は、多店舗展開するだけで売上が伸びていきましたが、大手チェーン店は既存店の売上減少を、既存店の改善ではなく、新店の出店で解決しようとする悪循環が続いていました。なぜ、これまでの常識が通用しなくなってきたのでしょうか?

それは、2013年を境に人口が減少し始めたのがきっかけです。更に、新型コロナウイルスの影響で、サラリーマンを対象とする居酒屋や、宴会を主体とするお店の壊滅的打撃は、皆様方もご存知だと思います。こうしたことから、成功する複数店舗展開のやり方も変わってきているのと思います。

リーダー育成倶楽部
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超・集中養成講座
※満員御礼!締め切りました。今回チャレンジ出来なかった方々の為に次回、秋頃予定しています。