【第7回】辞めていく理由

それは、美容室独特の(昔ながらの)教育の仕組みにあります。アシスタント扱いの時代に合わない習慣に原因があります。では、アシスタントとは何でしょうか?洗濯、床はきなど雑用は、最も重要な仕事の一つですが、こんな事を当たり前のようにやらせていませんか?

スタイリストは、カット終わったらバックルームで座ってくつろいで、タバコなんか吸ったりして・・・。その間アシスタントがシャンプーをする。当然仕事が上達しないから給料は控えめ。こんなこと何年も続けていたら・・・。アシスタントの気持ちになれば、「やってられない!」「いつ、スタイリストになれるだろう?」なんて気持ちになっても当たり前です。そうだと思いませんか?

30年前は、携帯電話もない時代でした。今では小学生でも持っている子がいるくらいに普及しました。時代は変化しています。だったら、教育システムの仕組みも変えてみませんか?(後輩としての態度や挨拶などは変更する必要はありません)(守らなければいけない習慣も多々あります)

では、ここから秘密公開させていただきます!もちろん、シャンプーなどのレベルは、きっちり高いところまで教えて、できるようになったところで、もし次のステップがカラーを塗布する事だったら1日中でもカラー塗布に専念させ(あくまでも臨機応変に)当然、スタイリストがシャンプーすることになるでしょう。洗濯や下準備、洗い物もすることになるかもしれません。「最近うまくなったねー」と「褒める」ことも大切です。やる気が出ます。

大切なことは、現役スタリストにしっかり説明して、よく理解してもらうことです。アシスタントの早期上達とやる気の維持が欠かせません。是非1度試してみる価値があると思いませんか?私の過去の失敗から学んだ経験談です。是非、試してみてください。