【第37回】今年のまとめ1

皆さん、メニューの単価設定どうしていますか? コンサル系の人たちの話を聞くと「皆さん横並びに高単価メニューを作りましょう!」みたいなことを言われると思います。

そんな風潮もあってか、何の考えもなく単価を上げて既存のお客さんが離れ、業績が悪化している美容室の話をよく耳にする事があります。何故でしょう?

矛盾しないように今日は単価のお話を少ししたいと思います。 どうやってあなたの美容室にとって適正な単価を設定するか、というお話です。店舗事業において 単価はなんとなく決めるものではないのですが、大抵のお店はなんとなく単価設定をされている方がとても多いのです。

しかしながら、ビジネスの原理原則に則ると 単価は売り上げ目標と社員への支払い給料を想定しながら、何名のお客様を対応してもらうか?という決め方をするものです。単価が高い方が有利か? 断然有利です。 広告費のかけ方がまるっきり変えられますし、 利益を残せるようになるので社員への還元力、福利厚生も高まります。

ただここで注意しなければいけない事は、マーケティング力がない会社が単価を上げると事業の寿命が短くなる可能性もあります。上げた単価で既存のお客様が通い続けてくれればよいのですが、離脱も増えますのでその分集客力を上げていく必要があります。

間違った単価の上げ方をすると、既存の集客導線では機能しなくなり、徐々に失客の方が増えて売り上げが右肩に下がっていきます。 顧客単価は高いけど、そもそもお客様がいらっしゃらない、こんな状態のサロンの悩みを数多く聞いて参りました。

単価を上げるという行為は集客力があって初めて出来る事なのです。ただ簡単にある日突然客単価アップに取り組んでもいけないのです。マーケティングのスキルを伸ばしてから実行して行く事が大事なのです。

ハサミを置きたいなら(現場を離れたいのであれば)単価を適正に!ハサミを置きたい、将来経営に従事したい、仕事の量を減らしたい。そのために社員を増やして売り上げを維持できるようにしたい、と考える事は自然の流れなのですが、単価を上げ続けるには社員の力だけでは「売れない領域」に入っていく可能性が高いです。

客単価をアップしても売り上げを維持ができない!というイメージです。能力がついたスタッフは高い確率で独立します。 単価設定とは将来の在り方も決めてしまうのです。

将来、経営に回りたいなら社員に引き継げる価格設定でなければいけない!高くするのは簡単ですが、市場バランスが崩れた時に残るのは「高単価ではなく適正単価」なのです。 地域性にあった適正単価にして集客する事も大事な方法なのです。美容室市場において高単価って難しいですね。

高単価を作るには他にはないものを提供する必要があります。他にはないからこそ値決めをすることができ、超が付くほどの高単価を設定する事もできます。では、美容室において高単価にできるか?

話題性という意味で設定はできても、お客様が来店し続けない。オーナーひとりでやるサロンなら高単価でもいいかもしれませんが、社員構成でするのは無理かな?と思っています。

構造的に高単価を受け入れられない市場で無理に単価を押し上げるのではなく、高単価が受け入れられている市場で、適正単価にする。店、地域に見合った単価設定を突き詰めることで、あなたの人生を豊かにできると思います。

不謹慎に聞こえるかもしれませんが、 私は人生の中でお金のために働く時間をいかに短くできるか?と考えています。マーケティングスキルを高めていくことで、単価をある程度自由に操れるようになります。

人生を豊かにするためにどのような事業モデルを作り単価はいくらにするべきか?その単価でお客様にご来店いただくためにはどのようなマーケティングスキルが必要か?皆さん一緒に楽しく学んでみませんか?