【第157回】マーケティング

3月に入りました。3月は繁盛月です。ともかく売り上げを上げるべき頑張りましょう!さて、今日のお話は、美容室の現状の再確認です。

美容師が低賃金なのはオーナーが搾取しているのではなく、業界全体が厳しい状況だからなのです。平均年収を見ればわかりますが、美容師全体で薄給なのです。オーナーもベテランも安い給料で働いています。特に男性美容師は40歳ぐらいに給料のピークを迎えますが、そのあとは下降してしまいます。当然と言えば当然ですが、年配の男性に女性は髪を触れられたくない、と思うのも当然ですし、男性客も加齢と共に理容室へと戻ってしまうからです。

美容業界の課題と言えば、やはり店舗増加による生存競争が一番に挙げられます。全体で考えれば、人気のお店が生き残り、ある程度の店舗数に収束するのは決して悪いことではありません。しかし、自分の経営する美容室・働く美容室に限れば、生き残れるよう努力をするのは当然なことです。

美容室経営が成功するかは、立地や同時期に開業した他の美容室、宣伝にかけられる費用など、さまざまな要素が絡み合っています。できるだけ早く最適な経営戦略を見つけることが、競争に打ち勝つために重要でしょう。そしてもう1つ、離職率の高さも非常に大きな課題だと言われています。美容師は3年内に半数以上が辞めてしまうほど離職率が高い職業です。激務や給与の安さに耐えかねて転職を考えます。

そもそも美容師を辞めてしまう人が多く、存在するのです。せっかく続けていてもお店が倒産してしまう、激務で続けることができない。その2つが大きな問題になっています。安定して働ける環境づくりが急務です。美容室の店舗数は年間3,000~4,000軒ずつ増えており、美容に関する意識の高まりや顧客ニーズの多様化に伴い、美容業界の市場も緩やかな拡大を続けています。

顧客にとっては、美容室の選択肢が広がるメリットが生まれる反面、美容室にとっては顧客獲得の難易度が高くなります。日本の総人口は毎年減少を続けているため、美容業界の競争は今後激しさを増すでしょう。ただし、男女とも若年層を中心に美に対する意識が高まっており、激しい競争に打ち克つには接客力・技術力の向上が必要不可欠です。

【マーケティングを行っていない】
もし、集客が上手くできていないと感じたら、自身の美容室がターゲットとする層に合っているのかを再度検討してみましょう。マーケティングを行っていないターゲット設定をしていない、ニーズを理解していない、集客の手段が間違っている…など、美容室の集客が上手くできない原因に共通しているのは、事前のマーケティングが不足している点にあります。

戦略を立てずに「何となく…」で美容室を経営していると、予算と労力がかかるだけで効果の出ない集客をしてしまうことになります。美容室の集客を考える上で大切なのは、まず商圏エリアのリサーチ・ターゲット層の設定およびニーズのリサーチです。もし今現在、集客が上手くできていないと感じるのであれば、一度戦略を見直してみたり、専門家に相談してみたりしてはいかがでしょうか?

スタイリストの旬は20 代後半〜30代と言われており、都心で営業している店舗の場合、来店されるお客様が20代前半であれば5つほど年上のスタイリストとの会話やトレンド把握状況から魅力を感じやすいようなのです。一方、スタイリストが30代後半や40代であれば、20代前半のお客様とのギャップが生まれ、指名数が落ちてしまうという業界問題が課題の一つにあります。

給与の面で考えれば、今までのキャリアから給与は上がりますが、指名数は落ちてしまう。もしくは、指名数が落ちているので給与が下がるため自ずと独立するか辞めるかの選択肢を考えるようになってくるのです。こういった業界の現状を考えると、やはり地域のお客様と一緒に年月を重ね、その年齢の悩みを理解でき、その年齢に合ったサービスができることが大切であり、これが本来の美容室の本質的なサービスなのです。

ですが、どんなに戦略を緻密に練ってもお客様や働く人がいなければ始まりません。お客様のニーズはもちろん、美容師にも働きたいと思ってもらえるような店舗の双方の想いを考えると、互いのニーズが合わなければ上手くいきません。

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