【第66回】採用のポイント

今日はクライアント様の依頼で面接を行ないました。面接といっても2回目です。1次審査、2次審査の様なイメージですね。以前メルマガ繁盛日記にて【第50回】採用のポイントに沿って行なったのです。

1次審査の時のお互いの確認事項が変わってないか?約束(ルールを守れるか)?再度確認してから5月の予定出社日を確認し合いました。相手の方の要望は年収103万円以内でのパート希望です。こちらの要望は、土、日曜日は勤務出来るか?繁盛月は多く出て閑散期は少ない勤務で良いか?の確認をしました。

お互いこの条件で大丈夫!とのことで、採用決定いたしました。ちなみに、面接者の方、以前勤めていた全国チェーン美容室の待遇は素晴らしい条件でした。では、何故辞めて条件の劣るお店を選択したのか?気になりませんか?

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【第50回の復習・採用のポイント】
違った視点で求職者をみましょう。私が面接時に気をつけているポイントは、次の通りです。辞めるか?辞めないか?見るべきはこの1点のみ。スタッフ個人の能力とは関係なく、事業が成長するよう設計させます。

そのため、売上をガンガン作れる社員はいらなく、大人しくてもいいので、辞めずに長く働いてくれるスタッフの方が社風に馴染みます。では、どのようなスタッフが辞めないのか?提供している環境を心の底から欲しがっているスタッフです。面接に通す前に前職の給与や労働時間、休日の取り方など詳しくヒアリングします。

・過去もらっていた給与
・働く時間が短くなる
・休日を取れるようになる

前職と比べ働く時間が長くなり、給与が下がったら転職(職場チェンジ)失敗ですから。まずは、この条件面でしっかりマッチングさせることが重要です。この段階で離職の原因となる要素をかなり排除できます。あとは、実際に面接でお話しして会社の在り方を理解できるのか?ルールをちゃんと守れるか?という部分を確認します。

社員が続くか?続かないか?に人柄は無関係です。よく求職者の人柄とかやる気とか、そういった部分をみる面接官がいますが、あれは無意味だと思っていす。そもそも、その人のキャラクターを数時間の面接で見抜くなんて不可能ですから。面接の時だけ化けの皮をかぶって、愛想良くすることなんて、学生でもできますから。

その瞬間の雰囲気ではなく、応募の段階で過去(前職の給与や働き方)を見る。そして面接当日に、約束(ルールを守れるか)をする。極論、前の人生と比べて良くなっているか?だけです。もちろん、基本的に見ているのは時間と給料でのマッチングだけです。違うと思ったら見学すらさせない。時間の無駄です。これは、お互いにです。相手の時間を奪うだけですから。

欲しい人材は、事業設計で決まる!今日ここでお話しした採用基準は、あくまで私の基準です。欲しい人材の基準は事業設計で決まると思っているので、こうした基準を設けています。

社員の個人能力に依存せず、事業が成長するよう予め設計されています。だから個人でガンガン売上を作って独立していくような社員よりも、会社のルールを守って長く働いてくれる社員の方が、事業設計に馴染むのです。

本当に優秀な方は、会社のビジネスモデルすら書き換えるほどのパワーを持っています。そうしたエネルギーを会社の成長に転換していく戦い方も、世の中にはあります。

ただ、そうした方針をとるのではなく離職率を落として、組織の中長期の安定性を重視するなら、事業の設計と照らし合わせて、そこに馴染む採用基準で採用していきましょう。

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※満員御礼!締め切りました。今回チャレンジ出来なかった方々の為に次回、秋頃予定しています。