【第176回】損益分岐点を低く設定する

暑い日が続きますが、私は健康の為に週2~3回9時から11時頃まで軽い運動しています。それも炎天下なので、当然熱中症対策が必要不可欠になります。自分に合わせた工夫が必要になります。その日の気温にあわせながら、熱中症にならないよう考えながら日々過ごしています。皆さんもお体には十分お気をつけください!

さて、今日の本題に入りましょう。前回は、価格は品質の裏返しであり結果として、価格は顧客層を表すというお話をしました。安売りをすればするほどお店に良くない客層が増えるのに対し、価格を適正化すればするほど良いお客さんが増えるということです。

世の中の商売の常識では、お客様は神様で、お客さんの声は絶対みたいな神話があり、それでクレーム客に好き放題な無理難題を言われそれを真面目に受け止めて肉体的にも精神的にも疲弊してしまう美容室が多いです。クレーム客の対応にパワーを取られ肝心な優良客への対応が疎かになり、肝心な優良客がリピートしてくれないのです。

正直、「お客様は神様ではありません!」

お客さんを一律に扱うのではなく、ちゃんと自分たちのお店の価値を理解し適正価格で予約を入れてくれる方に力を注ぐことです。全てのお客さんを満足させることはできません。お客さんを区別し、自分たちのお店の優良顧客は誰なのか?明確に設定してください。

高収益美容室になるためには・・・

・高単価メニューを利用し
・継続的に来てくれる優良顧客で
・予約が一杯になることです。

その為に、髪に対する意識や悩みが高い顧客をターゲット「顧客」にすること。それから、そのターゲット顧客にぴったりはまる高単価メニューを用意することなのです。

髪に対する意識が低い顧客や髪の悩みが無い顧客は、単価が低くなりがちですし、特定の美容室に行く理由もありません。なのでリピーターが育ちづらいのです。髪に対する悩みがある顧客であれば、その悩みをあなたやスタッフが理解し、その悩みを解決してあげることで、顧客はあなたの美容室の専門性と高い技術力を感じ信頼を高めて、継続的に通ってくださいます。

くせ毛の悩み、白髪の悩み、抜け毛の悩み、髪の艶、ハリコシの悩み、色んな髪の悩みがありますが、これらの悩みに対して、あなたのお店で対応できる悩みはどれですか?そして、その悩みをどのメニューで解決できますか?

1つピックアップし、そのメニューをあなたのお店のウリとして、その悩みの解決の専門美容室としていくのがいいのです。いつまでも若々しいあの頃の髪を蘇らせる髪のプロとして高収益美容室を目指していきましょう!

【損益分岐点を低く設定する】
経営で重要なのが、損益分岐点を低く設定することです。損益分岐点を低くすることで、黒字化のハードルが低くなります。美容室では家賃です。それから内装にお金を掛けて、オシャレなサロンにしたい気持ちも理解できるのですが、オシャレにしたところで自己満足にしかなりません。

オシャレにして新規客が増えるわけではないので、最初から理想を追って無理をしないことです。費用を掛けず、小さく始めるにこしたことはないです。お客様とスタッフが溢れてから近くに出店すれば良いのです。

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